みみずく通信

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体育教師はカルト教祖

以前にもこのブログで触れましたが、僕はバイトで書籍の整理のようなことをしています。

先日、いつものように整理していると、こんな本が出てきました。

 

 

僕はもともと宗教そのもの、つまりなぜ人は宗教を信じるのか、ということに興味があり、自分で調べたりもしていたのですが、そうでなくても、このタイトル”「救い」の正体。”に興味を惹かれる人は少なくないでしょう。

手にとってパラパラとめくってみると、こんなことが書いてありました。

カルトの教義は常に二つの善悪の選択を迫り、悪の浄化と善の追求をさせる。だから必ず二元論であり、それ以外の可能性を認めない。……(中略)……私たちの日常生活にはもっとたくさんの選択肢があるでしょう。それを二つだけに制限して、一つの道は死や不幸につながると教えれば、誰もがもう一つの道を選ぶわけです。カルトの教義は伝統的な宗教の教義とは違います。こんなことを教えるのはカルトだけです。

なるほど、たしかにカルト宗教というものはどれもこの手の詭弁を使っています。たとえばエホバの証人は「子どもをサタンに引き渡すか、”懲らしめ”を行うか」という二元論をもって虐待を正当化していました。いわゆる「誤った二分法」の応用ですね。本当はいろんな選択肢があるのに二つだけを提示し、さらに一方の選択肢を絶対悪にすることで相手を誘導しています。

さて、一応バイト中なので作業に戻らなければなりません。手にとった本を置いて次にとった本は――

 

 

 

カルト宗教じゃねーか!