みみずく通信

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ブログタイトル-みみずく通信について

ブログタイトルを決めた。

 

今(僕の中で)流行の太宰治の小説の題名から拝借しようと思い、「みみずく通信」と「かすかな声」、それから「清貧譚」をもじって「濁貧譚」を候補として挙げてみたのだが、「かすかな声」はちょっと気障すぎるし「濁貧譚」は字面が少し悪すぎるということで「みみずく通信」をとりあえず採用した。

 

とてつもないハリー・ポッター感を感じる。

 

言うまでもないことだが、ふくろう通信よりみみずく通信の出版のほうが早い。ふくろう通信はみみずく通信の悪質なパクリである。許せない。訴訟も辞さない。

 

せっかくなのでその名を僕に丸パクリされることとなったみみずく通信について話そうと思う。

 

みみずく通信は(旧制の)高校に招かれ珍しく講演をした際の体験をユーモアを交えて書いたエッセイ的なアレである。新潮文庫で言うと「ろまん燈籠」に収録されている。買うことはおすすめできない。新潮文庫は18冊に渡る出版によって太宰のほぼ全ての作品を網羅しているのだが、このろまん燈籠が出版されたのは全体の後ろから二番目である。他に読むべきものがもっとある。ついでに言えばこのブログを読んでいるのが一番無益である。どうせならお手元の端末でみみずく通信と検索して青空文庫で読んでみたらどうでしょう。文庫本で11ページの短編です。

 

さて、詳しい内容が気になる人には各自検索してもらうことにして、最後にみみずく通信の中で太宰治が言った台詞を引用しようと思う。常日頃から文才がないと嘆くばかりで何もしない僕が書くブログのタイトルとして、実は少し気に入っている。

 

 

 

「君は、今まで何も失敗してやしないじゃないか。駄目だかどうだか、自分で実際やってみて転倒して傷ついて、それからでなければ言えない言葉だ。何もしないさきから、僕は駄目だときめてしまうのは、それあ怠惰だ。」