みみずく通信

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今までの英語との付き合い

時々どうやって英語の勉強をしてきたか聞かれることがあるのですが、わりと行き当たりばったりでいろんなことに手を出してきたので、今までの遍歴を時系列で書いていったらちょっと面白いかもしれないなと思いついたので書いてみます。

中学生

普通に学校と塾で勉強していた。よくわからないままノリで解いていたが、英語の先生が簡単な問題しか出さない方針だったのでテストの点は良かった。語学って中途半端に規則性があって面白いなと思っていた。

高校生

授業中はよく眠くなるが、その中でも英語はすごく眠くなるなと感じていた。実際寝まくっていたので、高校で習うような難しい文法がよくわからないまま過ごしていた。仮定法だけ先生の教え方が面白かったので覚えていた。 中学の頃からその傾向はあったが、語彙や文法の知識が不足しすぎてまともに読めないためわかる単語や話の流れから文や未知の単語の意味を気合いで推測して解いていた。 動詞さえわかれば話の流れを追うことができ、名詞は知らなくても「このimmigrantってやつはHe isの後に来てたしたぶん人間の種類だな。それでこれはimmigrantを助ける話か」みたいな感じで訳さずとも扱うことができ、形容詞や副詞は無視してもそこまで問題ないことがわかってきたので、動詞だけ英単語帳で覚えていた。 浪人してた頃、海外の遊戯王攻略記事みたいなのを英語の勉強も兼ねて読んでいたことで長文を読む力が若干ついたかもしれない。

大学生

1年生の最初に受けるTOEICの模擬試験は600点で、理系で英語が苦手な人が多かったためかギリギリ一番上のクラスになった。 地元の塾でバイトを始めたが、理系の先生が多く数学は人が足りてるという事情から英語を受け持つことになった。多分これが一番大きかったと思う。4年間毎週中学生に英語を教えることになったため、中学レベルの語彙や文法を毎年復習することになりかなり知識が定着した。集団授業だったので英文を読み上げる必要もあり、先生が間違った発音で話すわけにはいかないので毎回発音に自信のない単語を練習していたのも良かった。

大学1年生の終わりくらいからマジックザギャザリングというカードゲームをやり始めた。元々アメリカのカードゲームなので古いカードは英語版しかないと聞き、どうせなら言語統一したいからと英語で集めていたので、日常的に英文を読む機会が増えた。英語の攻略記事も遊戯王よりずっと多かった。

また、洋楽を聴き始め、元々歌詞を覚えるのは好きだったことと、上述の発音問題の改善になるのではという期待から好きな曲を色々覚えて口ずさんだりしていた。でも実際カラオケで歌おうとすると舌が回らなくてまだまだだということがわかることが多かった。

ハリーポッターと賢者の石の原書と「ハリー・ポッターVol.1が英語で楽しく読める本」を買って数ページで飽きたり、ハリーポッターの映画シリーズ英語版全作品セットをBDで買い賢者の石だけで飽きたりもした。

大学院受験で必要ということで、大学新4年生の春休みには友達とTOEICの勉強をした。同じTOEIC向けの英単語帳と模擬試験集を二人で買い、毎週集まって問題を解いたり出し合ったりしていた。5月にTOEICを受けて755点だった。 直前まで東大院を受けるか迷っていたのでTOEFLの勉強もしていた。

大学院生

新しい研究室だったので同期に日本人が自分しかおらず、短期の留学生の受け入れも多かったので研究室の半数が英語を話すという状況だった。その上自分は新しく来た学生のPCのセッティングも担当していたので英語で話す機会が多く、ゼミも国際会議の発表(英語)を聴いたり留学生から英語で質問が来たり英語だらけの環境だったので、このままでは死ぬと思いDMM英会話を始めた。しばらく続けて若干喋れるようになった気がするが、しかしそれでも気合いで乗り切ることが多かった。話しかける前にGoogle翻訳で英文を出して覚えたり、思いつかない単語をその場でググって話したりしていた。色々調べた結果シャドーイング(英語音声を流しそれと同時に同じことを話す学習方法)が良さそうと思い、昔買ったTOEICの模擬問題集のリスニングを完コピしたりしていた。 あと英語論文をひたすら読んだことで科学的な語彙や英文を読む速度は上がったと思う。

就活の前にTOEICを受けて815点だった。

社会人

外資系に入り、配属された製品もアメリカのチームと一緒に開発してるところだった。OJTの段階でいきなり明日の朝USの人とミーティングするから出て説明してくれる?と言われ震えながら話し、このままでは死ぬと思いレアジョブ(オンライン英会話)を始めたが、6回で飽きた。ちなみに当時価格ドットコム経由で申し込むと30回分無料レッスンが受けられるキャンペーンがあり、後24回残っている。会社が提供している英語学習サービスもやってみたが、あまり続かなかった。時々英語でミーティングする機会が訪れるたびに気合いで乗り切っている。発表などはあらかじめ話す内容を全て書き下してそれを読み上げているのでいいのだが、業務の引き継ぎで毎回ミーティングを開く文化がありこれはどうしてもリアルタイムで会話せざるを得ないのでうまく意思疎通できずぐぬぬとなることが多い。